2015年5月28日木曜日

DNA180 最高速がでない (1)

DNA180最高速が遅い
カタログでは122km/hとある。
ユーザーのBBSなどを見ると
130km/hは出るらしい
ボロボロから復活したこの子は
100km/hしかでない。
スピードは不要だが
本来の性能ではないのはいやだ。

まずは、ノーマルの状態で
規定の速度を出さねば。。


最高速関係の作業を
思い出してみる。


・ドライブベルトは新品なのでベルト幅は規定値

・ウェイトローラは純正の重さで新品にしたでOK

・セカンダリのスプリングも新品に交換

・メインジェットはノーマルの#110、パイロットジェットも純正

・キャブはしっかりOHした。

・トルクカムもグリス打ち直してスムース

・エアクリは純正新品

・二次エアは吸っていない

・圧縮は正常値。過去に焼き付きは無いだろう


気になる要因は

1.キャブは二トリルゴム手袋で作った自作ダイヤフラム
  本物よりしなやかだし、貧乏臭さ以外は◎である
CVキャブの自作ダイヤフラム

2.燃料の負圧ポンプの燃料供給が追いつかない
  PIAGGIOビバリーの負圧ポンプがダイヤフラム破れで
  燃料供給が少ないことがあった

3.CDIのコンデンサのパンクで高回転が失火

4.CVキャブのスライドバルブが上がりきっていない。
  中速からトップまで燃料、エア共に不足な感じがする

5.クランクシャフトのメタル寿命。
  メンドウなので調べたくない

6.バイクにヤル気が無い
   美人が近くにいるなど、優先順位が変化するイタリア気質

7.ジェットニードルのクリップ位置がマズイ
   ノーマル状態と思い込んでいるが
前オーナーがクリップ位置を上げているカモ


直感を信じてをチェックしよう
乗った感じで燃料が少ない。

いや、本当は簡単にチェックできるからだ。


CVキャブでスライドバルブが
上がらない主な理由は、

ダイヤフラムのゴムの破れで
負圧が抜けてしまうとか
エアクリを外すとか吸入抵抗の少ないモノに
変えたことにより
エアが吸いやすくなってスライドバルブの
サクションホールからの
負圧が不足することが原因だ。

スライドピストンが上がらない
→ ジェットニードルが上がらない
→ 燃料少ない
 
しかし、エアクリーナはノーマルだし
貧乏臭いが自作ダイヤフラムは
穴や破れも無い
ノーマルのままとすれば
スライドピストンは上がるはずだ。

でもスライドバルブは
上がりきっていないと思う。
走った感じでそんな気がする。。

チェックする





あっ!


いきなりダメじゃん
ビンボーダイヤフラムの
接着が一部はがれて
負圧モレしている
これではピストンは上がりきらないわ

すぐにボンドG103で修正

ついでにジェットニードルのクリップ位置を確認

一番下にクリップ
本来の位置については
サービスマニュアルが
ジレラ・ランナーしかないので
DNA180の位置は分からないが
一番濃い位置なのでとりあえずヨシとしておく。




これで直ったハズだわ。
130キロ出るかな
試走してみる。


ほれ全開


あれ
105km/h しか出ない
+5 だけ?なんでだろ

中スロットルまでOKで
~全開までエアばかりで
燃料が薄く感じる
やっぱりスライドバルブが
上がってない

この回転域ではわずかな隙間の二次エアなど
強力な負圧に追いつかないハズだし

やっぱ、ダイヤフラムが上がっていないぞ

もう一度、びんぼう手作りダイヤフラムを確認する
モノを見ながら動きをイメージする




もしかして・・








<今日聞いた曲>  PVI WAS IN LOVE
/ FPM FEAT THE HIATUS
いつもクルマで聞いているお気に入り。
どっかで聞いたような、と思った人は年寄りだ。
10cc/アイムノットインラブ のバックのストリングスを
サンプリングして別の曲を作っている。器用だ。

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