車やバイクには経年劣化で
じわじわと起こる不具合がある
ある日突然に不調になれば気付くけど
じわじわ不調となるのは
分からないですね。
今回のバイクは
初めから不調なので
直すしかないのですが
分からないですね。
今回のバイクは
初めから不調なので
直すしかないのですが
ダイヤフラムが硬すぎ
経年劣化で硬化している。
スライドバルブを指で
持ち上げてみると、
バネの戻す力にも負けず
降りてこないわ。
経年劣化で硬化している。
スライドバルブを指で
持ち上げてみると、
バネの戻す力にも負けず
降りてこないわ。
負圧で上げるにも
バネの反発も加わり
もっとキツイだろう
バネの反発も加わり
もっとキツイだろう
Walbroキャブのダイヤフラムは
手に入るのかな。
手に入るのかな。
ケイヒンの姉妹品なので
ケイヒンCVで同じサイズがあるのカモだけど。。
ケイヒンCVで同じサイズがあるのカモだけど。。
気密性がクリアできれば
こんな単純なものは作ればいい
ネットで「挑戦者たち」がいないか調べてみる
おお!少しだけいるね。
よーし
なんとかなるてえ
なんとかなるてえ
ポイントはこんな事だと思う
① しなやかでガソリンにおかされないゴム
② 長期に気密性を確保
しなやかなゴムといえば、
これを使ってみようと思ったが径が小さい
これを使ってみようと思ったが径が小さい
短時間しか耐えられないね
耐油・耐薬品なら
二トリルゴム (NBR : nitrile rubber)
もうひとつ、候補の材料として
東急ハンズで
耐候・耐油性の0.3ミリゴムシートも買ってきた
クロロプレンゴム(polychloroprene)
このシートは0.3mm
どちらがダイヤフラムに
向いているか比較表を作ってみた
耐ガソリンについては
ニトリルゴム(優れている)
プロロプレンゴム(良い)
と使えそう。
でも今回は手袋にしよう。
青いダイアフラムは見たことがないし
手袋で作ったと話のネタにもなる。
工作開始
古くなったダイアフラムは硬くて
置いても立派に立ってしまう
このダイアフラムはカシメてあって
ゴムは外せないので
ハサミでのりしろを残して切ってしまい
ニトリル手袋と合体させる予定
造形の型となるスチロールを
ハンズで買ってある
上部は不要なので切り取る
形はテキトーで作業台のつもりでいいけど
径は削ったりして
目的のサイズに合わせたほうがいい
シートを円錐状に巻いて接着する
形はこのキャブの場合
太い径が60mm、細い径が40mm
金型から用意にはがせるように
剥離剤(はくりざい)が付着している
接合部分をエタノールで脱脂する
脱脂できれば石鹸でもいい
パーツクリーナーでもいいが
ふやけて波を打つかもしれない
糊付けにはボンドG103を使う
同じニトリルゴムで作られた接着剤で
耐油性があり
ガソリンにも耐えてはがれたりしない・・
と期待する。
おなじみの鼻くそボンドと言われる
ボンドG17と同様、少し乾いたくらいが
接着力が高くなるので
あわてずに作業できる。
チョキチョキする。
のりしろの部分の脱脂も忘れずに
ピストン部と張り合わせる
黒いゴムにボンドを塗り
作った青いゴムをかぶせる要領
つまり、写真は黒部分が下になってる。
ボンドが足らない部分や
やり直しは爪楊枝の先に
ボンドを付けて補修する。
Oリングのサイズは合うものが無かった
ウレタンゴムをライターであぶり
火がつく(火をつけて息で消して)くらいで
溶けている状態で輪の形につなげる。
熱いうちは接着しないので
冷えるまでじっとしているか
相棒にパーツクリーナーでも
吹いてもらって急冷する
安いモノなので長めに買って
練習すれば上手くなりますよ
ウレタンゴムひもは
東急ハンズでも売っている
多少ズレたり焦げてもカッターナイフで
補修すればいい。
このパッキンを
ゴムシートに接着。
コツは
このリングを仮置きして
すきまに爪楊枝で
ボンドを入れていく感じ。
密閉を意識してビッチリ接着なんて
神経質になる必要は無い
ダイヤフラムカバーをかぶせると
つぶされて密着するからだ
火がつく(火をつけて息で消して)くらいで
溶けている状態で輪の形につなげる。
熱いうちは接着しないので
冷えるまでじっとしているか
相棒にパーツクリーナーでも
吹いてもらって急冷する
安いモノなので長めに買って
練習すれば上手くなりますよ
ウレタンゴムひもは
東急ハンズでも売っている
多少ズレたり焦げてもカッターナイフで
補修すればいい。
このパッキンを
ゴムシートに接着。
コツは
このリングを仮置きして
すきまに爪楊枝で
ボンドを入れていく感じ。
密閉を意識してビッチリ接着なんて
神経質になる必要は無い
ダイヤフラムカバーをかぶせると
つぶされて密着するからだ
余分なところ切って完成。
完全接着に1日とあるので放置し
キャブに組み込む
エアもれ無し。
掃除機で負圧を発生させ
ピストンバルブが吸い上げられたので成功。
耐久性は不明だけど
これで穴が空いたり
破れたら
強制開閉式のキャブに交換します。
ビンボーなので台湾OKOキャブですが
( ↓ 追記あります )
装着後2ヶ月経過して
問題なく動作中
新車時の感触を知らないが
さわった感じでは
正規なものより柔軟性があり
動作は良好になっていると思う
バラして確認してみても
多少ふやけてはいるが
引っ張っても切れたりはしない。
貧乏な
「ニトリルゴム手袋ダイヤフラム」
は成功である。
実はクロロプレンゴムも
同期間をガソリン漬けにして
経過観察してみたところ
やや硬化していた。
やはり二トリルゴム製の
ゴム手袋がおススメであります。
<さらに追記>
この自作ダイヤフラムの改善を
下記に載せておきました
製作時の参考にしてください。
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