2014年6月26日木曜日

【修理】 Buell エキパイ 外し



エキパイの付け根から
シュッシュ いってます。



排気モレです
ガスケット交換をします。





錆びたナットの割には
調子よくユルむと思ったら
スタッドがユルんでいました。

マヌケな状態です。



フランジボルトではありません
スタッドボルトとナットの固着状態です。

ボルト化したコイツを挿してやろうと思いましたが
電蝕が進んでいるので
スタッドボルト4本を注文です。

お約束どおり
残り3本のスタッドボルトは抜けにくく、
アタマにキタのは、いうまでもありません。



排気ガスケットを交換します。
金属ウールを鉛でしっくい固めしたようなもので
締め付けて密着するように柔軟性を持たせてあります。

排気ポートにセットするときに
形が壊れそうです。
インサーターというツールもあるようですが
なんとか手でセットします。



エキパイはステンレスなので
黄金色に焼けます。

黄金色を過ぎて土色となっていたので
この機会に
テカテカの銀色に戻します。

1が効く・2が効く・が効く
サンポールで焼け取りして

よーく洗い流して
アルカリのパイプフィニッシュぶっかけで中和
よーく洗い流して

つや消し銀となったところを
バフがけしてテカテカに。
美しいクローム状態になりました。
(^^)

50kmも走るとすぐに
黄金色に焼けてしまいました。。
(TT)

過去には、3種類の耐熱ワックスを試してみましたが
シリコンオイルなどで膜を作って酸化を遅らせるのでしょうが
長くは持たないです。






【修理】 Buell ニュートラルスイッチ 交換

Buellが(また)故障
毎週のようにどこか壊れてしまう
大きな故障はぜず
ちょこちょこ不具合を出す設計の微妙さはさすがである。
常にマシンに接する機会を与えてくれる。


今回は軽症の
「ニュートラルランプが点かない」

チェンジレバーを触ると
点いたり消えたり

これは、ニュートラセンサの不具合を疑い
センサをコンコン軽くたたいてやる
点いたり消えたり。

確定です。



 さっそく、部品の注文。届きました。

まーるいボール部分が押されるとニュートラ検出です
このスイッチは非分解です。
今回の不具合は、おそらく接点の欠落か腐食でしょう。

 スプロケカバーを外します
 鋳鉄のスプロケはサビサビです


 ドライブシャフトの「ロックナット緩み防止プレート」を外したあと
ナットが緩みやすいように油漬けします。


ロックナットは
17/8インチ
こんなサイズは、あまり使いません。
JIMSの高いのを買うより
アストロやストレートの中華ソケットを買います。
 中型インパクトは、出番が多いのに
アストロの中華製です。

つまり貧乏なのです。


 インパクトを準備している間に
ロックナットに油がしみたと思います。

このロックナットは逆ねじです。
ねじ溝に爪を立てて締め方向(右)になぞると
爪が溝から外れます。やはり逆ねじ。

インパクトの回転方向に注意しながら
「逆・逆」と唱えます。
そうしないと、分かっていても
クセで何度も間違えたことがあるんです。
つまり、アタマが悪いんです。


 バリバリいわせて緩めます
このインパクトは結構なトルクがありますが
なかなか、回らず。ナットをナメないか心配です。
打撃熱でソケットとナットが暖かくなったころに緩みました。
充電式インパクトではダメだったと思います。

 スプロケットを抜きます
右上にセンサがあります


センサのカプラを外し


 センサを16mmソケットで外します。
ここで使うソケットは肉薄でないと入らないと思います
Snap-onなどの肉薄ソケットがない場合は
プラグレンチがいいと思います。
安物のプラグレンチはペラペラでぴったりと思います。

中に見えている棒はニュートラルで、この位置にやってきて
ニュートラルセンサのスイッチを押します


 ドライブシャフトのスプライン(溝)を掃除しときます。


ドライブベルトも石が噛んでいないかチェックします。


ロックナットの回り防止プレートの固定ねじに
ゆるみ止めを。


 元どうりに組戻します。
「あれー?ナットが入らない」は
何度も言いますが逆ねじですから。




おお、確実にNランプが点灯です。